2011年05月09日

読売テッラvol.25

読売テッラvol.25

~世田谷の鬼~


これは著者ムラカミがレストランで働く中で実際に体験した

人情深い物語をやや右に曲げた形で描いた話である



人生の中で誰もがつまづく石がある


簡単にいえば人間関係である。


組織が大きければ大きいほど派閥という小さな枝が存在し


その枝に属しなければ


新芽として出ては摘まれるか、鳥に食われる


私は無所属のポッと出の議員みたいな立場を望む方だ。



話はかれこれ、まだプリウスの初期型が流行っていた頃


当時学生だった私は学校の研修で東京(世田谷)にあるレストランを

訪れていた。


そのレストランのオーナーシェフは鬼のような形相で料理を作り


スタッフにも鬼だった・・


もちろん学生の私にも容赦なく


「わざわざ福岡から来て役にもたたねぇ!」


と今では笑えるが初日で罵声を浴びるほど


鬼だった(笑)


しかしその鬼の作る料理はかなり繊細で作業も丁寧であった


高級住宅街であるにも関わらず低価格  


鬼のファンは芸能関係やマダムと富裕層をがっちり掴んでいた


鬼の下で2週間の研修が終わり


最後にはコースをごちそうしてくれた


色々美味しかったが


鬼の作るアンティパストの中で魚介のムースは絶品だった


まさに記憶に残る一皿だった・・



そのまま東京を去りもう6年経った


久しぶりに世田谷に行く機会があり


鬼の店に行くと



鬼は「お前の名前忘れたけどアレ好きだったよな!」


といい「魚介のムース」をかならずコースに入れてくれる


鬼は離婚やらで少し老けたが


相変わらず美味しかった


コレが私にとって世田谷の味である。



~読売テッラvol.25~


PS こちらの魚介のムースが気になる方はお問い合わせ下さい











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