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2011年06月21日

読売テッラ

読売テッラ

~デキルオトコの秘密~




「ハバナ産の葉巻は香りより、舌触りがいいな・・」



誰もいない寂れたビルの屋上で1本900円の葉巻を


同僚の二人で回して吸ったのはもう15年前。



当時の円相場は1ドル=83円・・財布の中は800円。



金は無いが根拠のない自信と夢だけが胸の中にはあった。



時は過ぎ、私はダメもとで引き受けたコンサルタント業の

クライアントとの出会いで人生が大きく変わった



口に出しては言わないが生活には困る事はなくなった


あの時読んでいた「松下幸之助 一日一話」を思い出す


当時は食事に困った事など数知れない・・その衝動で


今となっては食べたい物があれば

世界中何処へでも行くほどだ。


とは言っても今日は「MTVミュージックアワード」前夜祭パーティだ


レディー・〇ガ、リュック氏(リュッ〇・ベッソン)とも


久しぶりに会えることを楽しみにしていた。



そのパーティーもこれからと言うときに秘書のジェシカが


耳元でささやいた「シャチョ、デンワよ・・」



気が進まなかったが電話に出ると


イタリアンレストランの若いソムリエだった。


彼は「・・シチリア激アツ。」と言い残すと



いつものように勝手に電話を切った・・



私はいても立ってもいられなくなり、隣にいたリュック氏(リュック・〇ッソン)に

助けを求めた!・・すると彼は一枚のタクシーチケットを渡し「彼に頼め」と言った


会場を出る頃には変わったタクシーが到着し、とにかく空港まで急ぐよう伝えた。

すると強面なドライバーは言った


「ちょっと飛ばすから、シートベルトをつけてくれ!」



そこからからの記憶は曖昧だが、覚えているのは気絶するほど速かった。


気が付くと私はアノ店に来ていて、右手にはスプマンテのグラスを持ち

目の前には・・シチリア風ナスの石窯焼き。


なんて事だろう・・・様々な記憶が入り混じって少々パニックになったが

目の前の料理と腹の虫は嘘を付かなかった。


いつもの至福の時間はMTVにさえ勝るものだった

今回はリュッ〇氏に貸しができたがこの次にでも・・お後がよろしいようで。



読売テッラ~デキルオトコの秘密~





料理とレストラン以外は全てフィクションです  


Posted by ラテッラ at 23:12Comments(0)読売テッラ

2011年05月16日

読売テッラ

読売テッラvol.26

~デキルオトコの再来福~


各界の資産家を招いての会議もこれで3度目

ようやくこのプロジェクトも軌道に乗り

現実味が増してきた。


世界経済が不安定な状況の中、わずかながら小さな光となるはずだ・・


この数ヶ月はひたすら各国を飛び回った


時にはゆっくり食事でも・・そう思った時だった


日本から電話が入り


電話に出ると私にはすぐ分かった


あのレストランの若いソムリエからだった・・


「今イワシ最高・・」


と告げると電話は切れた・・


その瞬間私の中の12気筒の5.0Lのエンジンに火がついた

会議は途中だったが、必死に止める秘書のナターシャに

私を止める事は出来なかった・・。


要人達にアラビア語で「マッサラーマ!(さようなら)」と言い捨て


私は専用ジェットで福岡へ向かった。


気が付くと私はあの店のカウンターに座り

右手にはスプマンテ、目の前には














大好物のイワシとキスのエスカベッシュがあった


疲れた身体に染み渡るほどよい酸が心地よく


至福の時間を味わった・・


ナターシャには悪い事をしたが、彼女には次回

御所ヶ谷のイタリアンで埋め合わせをしよう。



読売テッラvol26~完~






この場を借りて言わせていただきたい事があります

私自身も「読売テッラ」を書いている時によく思う事なのですが

もはやレストランのブログではないのでは?

など皆様も思われた事もあるのでは・・

しかし以外と

読んでいらっしゃる方が多いようで

「また楽しみにしてます!」など言われると

調子に乗って書いてしまうのです。

時にはバッサリ切ってくれる方をお待ちしております。




  


Posted by ラテッラ at 22:38Comments(0)読売テッラ

2011年05月09日

読売テッラvol.25

読売テッラvol.25

~世田谷の鬼~


これは著者ムラカミがレストランで働く中で実際に体験した

人情深い物語をやや右に曲げた形で描いた話である



人生の中で誰もがつまづく石がある


簡単にいえば人間関係である。


組織が大きければ大きいほど派閥という小さな枝が存在し


その枝に属しなければ


新芽として出ては摘まれるか、鳥に食われる


私は無所属のポッと出の議員みたいな立場を望む方だ。



話はかれこれ、まだプリウスの初期型が流行っていた頃


当時学生だった私は学校の研修で東京(世田谷)にあるレストランを

訪れていた。


そのレストランのオーナーシェフは鬼のような形相で料理を作り


スタッフにも鬼だった・・


もちろん学生の私にも容赦なく


「わざわざ福岡から来て役にもたたねぇ!」


と今では笑えるが初日で罵声を浴びるほど


鬼だった(笑)


しかしその鬼の作る料理はかなり繊細で作業も丁寧であった


高級住宅街であるにも関わらず低価格  


鬼のファンは芸能関係やマダムと富裕層をがっちり掴んでいた


鬼の下で2週間の研修が終わり


最後にはコースをごちそうしてくれた


色々美味しかったが


鬼の作るアンティパストの中で魚介のムースは絶品だった


まさに記憶に残る一皿だった・・



そのまま東京を去りもう6年経った


久しぶりに世田谷に行く機会があり


鬼の店に行くと



鬼は「お前の名前忘れたけどアレ好きだったよな!」


といい「魚介のムース」をかならずコースに入れてくれる


鬼は離婚やらで少し老けたが


相変わらず美味しかった


コレが私にとって世田谷の味である。



~読売テッラvol.25~


PS こちらの魚介のムースが気になる方はお問い合わせ下さい









  


Posted by ラテッラ at 21:59Comments(0)読売テッラ

2011年04月21日

読売テッラvol.25

読売テッラvol.25

~Pizza占い~



「あなたはアツいのとウスいのどっち派?」


彼女から突然な質問に一瞬、男性ならではの妄想が


頭の中で火花を散らした・・




ここは七隈にあるイタリアンレストラン

今夜も1枚のピッツァをめぐりドラマが生まれようとしていた。



グラスのワイン、お客さんの笑い声、ナベを振るう音、食器洗浄機の湯気

週末の午後20時この店もピークを迎えていた


彼女は仕事の関係でローマに数年住んでいたこともあり


食についてはうるさく

特にイタリアンになると日本人ではなくなる。

知り合って2回目の食事で彼女の行きつけだという

このレストラン。

若いソムリエとシェフの二人で切り盛りしているようだ・・



さっきの話しだが


彼女はピッツァの生地の好みでその人のタイプが分かると言う



これがウワサに聞くPizza占いか・・



くだらない話しだが





ノッてしまう自分も術中にはまっていたのかもしれない



女で独りイタリアに渡り、仕事をこなし


なに一つ贅沢をしない彼女だが


ワインだけはこだわりがあり


サンジョベーゼ品種のワインは絶対に飲まない


しかし、ブルネロ種だけは別らしい・・


(サンジョベーゼ=ブルネロ)



そんなわがままも私には魅力だとも思えた





「僕だったらこんな女性とこれを飲みたい!」と力説したソムリエを信用し

お願いしたSoldera ブルネロ99’



これが最後の1本だったらしく



「これ飲んだら並みのワインが飲めない」と思うほど


素晴らしいワインだった。



そして長い余韻と共に楽しい時間を過ごした。。



お店とワイン以外はフィクションです




PS こちらのブルネッロは本当に最後の1本です!




  


Posted by ラテッラ at 20:48Comments(0)読売テッラ

2011年04月14日

読売テッラvol.24

読売テッラ


「シェフの名言」



これは七隈にあるイタリアンレストランで働く

ソムリエの数奇な人生を物語る日記である



オープンして1年と半年


時には「どうした!?」というくらい


暇なときもあり


そんな日は結構びっくりするものだ。


こんな日は必ずシェフは言う


「繁盛店は必ず救急車が出動するんだ!」



その言葉に嘘はなかった


私の知る中で飲食店(名の知れた店)は過去に皆誰かしら


ぶっ倒れるほど忙しい日が続いて


救急車で運ばれてから


人知れず繁盛店だと噂されるもの。。


そんな事を笑いながら話していた数週間後だった・・・


予想を超える忙しさにシェフと私は翻弄され


シェフより先に私が救急車に乗る日がやってきた


内心「お先に・・」という感じではあったが


難なく後日よりアルバイトの手を借り


現場に戻れたので良かった


約1年と半年ようやくここまで来たかぁ

と思う反面ここからだなと思える


次はシェフの番かなぁなど思ってもいる



続く。










PSご近所の皆様あの晩はお騒がせしました、心配な方は顔を見に来てください


  


Posted by ラテッラ at 22:14Comments(2)読売テッラ

2011年04月01日

読売テッラ 約vol.22

読売テッラ 約vol.22


~まかない~



山菜、ブロッコリー、菜の花、しば海老、この温かい気温と空気を含め


春の訪れはすぐそこ・・のはずだろう。



これは七隈の隠れたイタリアンレストランで働くソムリエの


数奇な人生を物語る日記である。




2010年厄年から難を逃れた今年26歳のソムリエ



店内にある5~6段ほどの階段を1日に




何十往復も繰り返し、自ら椎間板をいじめる




彼はワインと客をこよなく愛し



時に自らそのワインに溺れる事もある。


寡黙なシェフと二人で切り盛りするレストランでは


こういった一面は決して店の外に出ることはない。



そして彼のメンタルは決して強くはない・・



飴細工のごとくジメジメした湿気のようなプレッシャーに弱く



姑問題などの話はとても心を打たれるようだ・・



そして今日もまかないで彼は



「芝海老」を使い




シンプルなアラビアータソースに芝海老のフリッタを添えたパスタを


構想の下に作っていた


芝海老は見た目通り小ささな身体に


海老そのままの旨味を閉じ込めており


特に殻ごと食べると食感、旨味がいい。


そしてもう一つ


彼はキッチンに立つと勝手に「バンビ~ノ」の主人公に


なりきり、やたら博多弁を使う癖があった。


「ん~よか香りばい・・海老の生命力はハンパなかっ!」



シェフ「・・・」



「香取しゃん!もう少しばい!」



など世界に入り込み



出来上がりは案外普通な事をシェフは隠し続けたという。



続く・・・・。






読売テッラ 約vol.22


最近ではめっきりご無沙汰になってしまったこのシリーズをまた

書いていこうと思います。

ご愛読をお願いします・・murakami



PS: 求人も募集しております!ご連絡下さい092-834-7793  


Posted by ラテッラ at 22:28Comments(2)読売テッラ

2011年02月24日

読売テッラ

読売テッラvol.20

~デキルオトコの再会~


高度2000フィートから見下ろす


バーレーンの景色は着工したての東区埋立地の様だった


これと関心は抱かなかったが


この国で今もなおデモで国全体が緊迫し


それが他の隣国で風邪のように


同じ症状がみられる。


今回は中東まで現場視察だったのだが



情勢の悪化もあり急遽帰国



心残りと言えば同行した秘書のキャサリンに



F1を見せてあげたかった・・・・


するとそこに1通の写真添付メールが来た

開くとこうだった


「シェフ、手打ちパスタ仕込みなう」



PS:ご出張お疲れ様です。


いつものあのソムリエからだった・・



私はたちまち、いても立ってもいられなくなり


パイロットに帰路を福岡経由に切り替えさせ


七隈近辺になると


さらにパラシュートの準備までした。


キャサリン:な 何を!?


今日は6時でタイムカードを切れ。と伝え


飛び立った・・・


そして言うまでもなく近所の小学校に着地し


店に向った。


店の扉を開けると


彼は悟るかの様に待っていた


何も言わずとも注がれるスパークリングを飲み



今夜の至極の時間が幕を開けた・・・


~お店以外はフィクションです~
  


Posted by ラテッラ at 19:33Comments(0)読売テッラ

2011年02月08日

見習い君の諸事情

読売テッラ

~見習い君の諸事情~


朝からどれくらい摩り下ろしただろう


このパルメザンチーズ・・


接客とちょいちょい仕込みを手伝う私は


ホールに立った時「チーズ臭くないだろうか・・」


そこの所も気になると、同時に


隣の八百屋のレモンがもう売り切れてないか・・


など仕入れの心配もしてる。


レモンがないとカクテル又は料理の味もしくは


シェフの機嫌すら損ねる場合がある


本場イタリアのシェフは早くて小学校高学年で厨房に

見習いで入るという・・


皿を洗い、イモの皮を剥いたりするのだろう・・


まさか隣の八百屋の野菜の入荷まで知る見習いは


イタリアを通して自分以外、いまい。


ちなみにカレーの材料(ジャガイモ、ニンジン、玉葱など等)

全部を買い揃えても隣の八百屋は500円以内に納まる。







「なぜ書かない!」「前ほど面白くない」等のコメントを

個人的に寄せられます・・ありがたい事です


これからも頑張ってお店の宣伝をしながら上手いこと面白い事も

加えていきたいと思う所存でございます。

宜しくお願いします  ムラカミ



明日2月9日、10日は甲種防火管理新規講習の為、店休日と致します。




  


Posted by ラテッラ at 21:35Comments(0)読売テッラ

2011年01月20日

読売テッラvol.18

読売テッラvol.18

~時代背景~


新聞を読むと何かと責任問題が絶えない日本。


どうしようもない問題を何年と争うならいっその事


「ジャンケンで決めれば良いのに」など小学生の頃は思っていたが


大人になれば「ジャンケンで全てがひっくり返るなんて恐ろしい国に住みたくない」とも思った。


パパラッチがスクープを求め追い回し


MRSAで(多剤耐性菌)抗生物質ですら追い越し追われる時代なだけに


皆さんとても忙しい。


私は、ゆとり教育で育ち先生にはよくビンタをされ泣かされた


あの時は「どこら辺がゆとりかぁ?」


と思ったが今になればあの先生は最高だった。


なぜならみんな悪い事をしたらビンタされ泣かされたから・・・


ゆとり教育廃止になり、甥っ子の教科書を見ると


詰め込むように色々な教科があった


これはこれでいいのかも知れないが


この子たちに教える大人(教師)はもっと大変だと。







  


Posted by ラテッラ at 22:10Comments(1)読売テッラ

2011年01月06日

読売テッラ~新春バージョン~

読売テッラ「新春バージョン」


22歳だった・・当時の彼女20歳(現妻)に子供が出来たのは


知らせを聞いたのは1月の雪の舞う夜だった。


入籍前に早すぎた仕込みというか仕事というか・・


両親を連れて彼女の家に行き、神妙な面持ちで


謝りつつ結婚のお願いをした。


人生これからの若い娘の花道を私が奪ったのも事実で


もう結婚か・・と思うと早すぎた気もしたが


これからの事を考えると肝を据える以外に


誠意を見せる術はなかった。



あれから約20年が経った、若い頃から家族を養う事に


尽くし、家のローンは終わり


私の人生も一つここで節目を迎えた気分だ。


あの時に生まれた長女も20歳で成人を迎える


当時の妻を見ているようで、涙で眼鏡が曇った・・・


私は娘にいつも言っている事がある


「物事には順序がある」とその話をしている側から


娘が言った「彼氏を紹介したい。」


私は腰が抜けそうになった


動揺はしなかったが冷静を装い


連れてきなさいと言った。


後日来たのは現代を象徴する日本国男子


娘はこう弁論した


「彼こう見えても真面目でコックさんの卵なの」


彼は七隈にあるLaTerraというレストランのアルバイトで


将来は飲食業を夢見ているとか・・・


口数は少なかったが、将来の夢や希望がある若い子は我々大人が


大切にするべきだと思い彼の熱意だけ伺い帰した。


ちなみに娘への熱意は聞かなかった。


後日、娘の誘いで例のレストランへ行ってみると



シェフから怒られながら黙々と仕事をする彼の姿があった・・





料理も美味しくいい店だったが



彼の怒られながらも真面目に仕事をする姿が



20年前の自分を見ている様でなんとも言えない気持ちになった。



キミのことを認める!とまでは言えないが嫌いではないかもしれない。


もし順序を間違ったら「灰皿にテキーラ」では済まさないつもりだ。

  


Posted by ラテッラ at 21:46Comments(0)読売テッラ

2010年12月17日

読売テッラvol.13

読売テッラ.vol 13


ノンフィクション・コンテス・ド・ラランド




彼女と初めて会ったのはかれこれ1年前、とあるマニアの集うワインバーだった



カウンターで独り愛おしそうにブルゴーニュのグラスを回し見つめては



香りを確かめ小さなグラスの中にある世界を知りたがっていた。



開かないワインも彼女にとっては一つの世界で、とにかく楽しそうにワインを味わう姿を



そのシャトーの醸造責任者が見たらきっと喜んで畑へ案内するはずだ。



時は過ぎある1本の電話がなった・・・



彼女だった、あの店常連仲間とLaTerraへ食事会の予約だった。




当日・・1年ぶりに会った彼女はまるでしっとりとした大人の女性になっていた




冬の名物ジビエを取り入れたシェフのコースがスタートし









この冬の名物料理も登場。



そして今日の目玉


「シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド78’」


持ち込んで頂いた方の管理が良かったのだろう



飲んだ瞬間、気が遠くなるほど素晴らしかった。



形のない宝石ともいえるほどの香りとしっとりとした口当たりに



皆息をのんだ。。。



世の中は広くそして



今日も彼女の手元の小さなグラスの中には輝く大きな世界があった。






読売テッラ

今回はお客様の希望によりご本人が出演しています。




  


Posted by ラテッラ at 00:26Comments(0)読売テッラ

2010年12月14日

読売テッラvol.12

読売テッラvol.12

~デキル男の偶然~



あーマタアッタね!ツァイチェン!



彼女はこの店の常連でカウンターで隣に座ることもある不思議な中国娘・・





身長ほど長いストールを巻きコートを脱ぎ



ふくよかな胸元、そして髪をかき上げる



女性らしい仕草に思わず息を呑み酒を飲む。



初めて出会ったのもこのカウンターで、フランスから直帰し



彼女も母国経由で、空港からずっと同じ電車に乗り行き着いたのは



お互いこの店(LaTerra)だった。



カウンターに座り思わず顔を合わせ笑った・・



笑った顔すら無邪気で、それゆえ魅かれ


初対面にもかかわらず



時間が経つと二人は隣に座り


スプマンテを軽く2本は飲んだ。



この日は予定よりかなり時間をオーバーし


彼女と店を後にした・・


帰り際に彼女は言った。


「マタアイマショウ、ツァイチェン!」


ツァイチェン(再会)いい言葉だ


こんな楽しみもたまにはいいかもしれない。


スプマンテ以外フィクションです

  


Posted by ラテッラ at 00:33Comments(0)読売テッラ

2010年12月04日

読売テッラ

読売テッラvol.12

~日本のお父さん~

世論、支持率、弁護、非難、圧力、買収、エコポイント


毎日この世知辛いセリフを何度も耳にする。


1968年以降から「東洋の奇跡」とまで呼ばれた日本の


高度経済成長から現在に至るまで数多くのものを生み出し


そして何かを失った。


皆、駅のホームで傘を持ちゴルフのスイングをするお父さんはいなくなり


スポーツ新聞で石川遼の年俸と自分のを比べ


第三のビールを飲み


Iphoneを片手にいらん事を調べる。


しかし、食事を楽しむ事は今も昔も変わらない

ワインなの無縁に仏だった私だが・・



とある七隈のレストランで頂いたワイン


このレストランの若いソムリエがすすめてくれた。


流行に置いて行かれるそうになるおっちゃんに


洒落た楽しみを教えてくれた。


この厨房でシェフが仕込みをしていたが

とても美味しそうだったので次回は


これを頂きたい。


場所は七隈 「LaTerra」

Tel 092-834-7793

料理とお店、ワイン以外のストーリーはフィクションです















  


Posted by ラテッラ at 23:05Comments(0)読売テッラ

2010年12月01日

読売テッラ番外編

読売テッラ番外編



~山男の来店~



冬の風が吹く雑木林に奴がいた。



その15メートルほど離れたしげみに気配を消し



銃を構える男が独り・・


その男は丹精に手入れをした銃口の先を見つめ


その見つめる先には山の主とも相応しい


巨漢のイノシシ。


危険を感じた犬達が一斉にその場から離れた


その瞬間・・・


8mm口径の弾丸が急所を貫通。


そして瞬く間に、使い慣れたナイフで処理を施す。


コレが鮮度の決め手であろう・・


臭がまったくなく、まるでイノシシとは思えない


上品な身質が他の有名産地のイノシシより


隠れた価値を見出す。



「刺身でも食べれる」と出されたこの部位は仔牛の様だった。





贅沢なスペアリブは瞬く間に・・・



輝きを放つ。



これが食べれるお店は「LaTerra」 092-834-7793

そしてMr.イノシシこと金谷さん


キメたスーツ姿でイノシシをさばき

皮が美味いとレクチャーまでしてくれた。

12月はLaTerraに行かなくては損です。


今日は大体ノンフィクションです  


Posted by ラテッラ at 02:15Comments(0)読売テッラ

2010年11月30日

読売テッラvol.11

読売テッラvol.11

~欲~


本当に良い物とは値段以上に


輝く価値を秘めたものだ。



それは、物だけでなく食事も同じで



食事中はもちろん食後まで素晴らしい余韻と印象



心まで溺れさせてくれる。



そんな「モノ」を探している・・・



私自身コックであり、大のサッカーファン。



満たされない貪欲な精神をまとった言わば



「サムライ」というセリフが似合うだろう。


今日も気軽に立ち寄った2件目のイタリアン「LaTerra」


若いソムリエにおまかせでパスタを頼んだ・・


独りで忙しそうにしている割にはまったく足音を立てず


まるでそう・・「レオン」のジャン・レノの様だった。


そのジャン・レノが運んで来たパスタに私は

感動すら覚えたものだ。



「ホワイトアスパラガスのタリオリーニ」


味わい深く、麺とアスパラを上手く調和したものだった。


あっと言う間に食べ終えた私はまた来る事を誓った・・


パスタと店名以外はフィクションです  


Posted by ラテッラ at 01:55Comments(0)読売テッラ

2010年11月28日

読売テッラvol.10

読売テッラvol.10


~長幼の序~

痩せた手に3枚の千円札を握り締め


会計を済ませる祖母の背中が子供の頃より


小さく見える。


今日は寒空だが良く晴れ、珍しく祖母が私を食事に誘った。


近所に出来た比較的に新しいイタリアンレストラン「LaTerra」





静かで大人向けのレストランで、祖母の様な年配者にも


好まれる上品で優しいテイストが人気を呼びつつある。



祖母と私は若いホールスタッフの勧めするままに従い


パスタとピッツァのランチを頂き


そのパスタも2皿に分けてくれていたので祖母にとっても程良い量だった。





この日は祖母も機嫌が良かったのか、良くおしゃべりをして


デザートまで食べ終える頃には満足だったのか


私の仕事の悩みまで少し聞いてくれた。


祖母の穏やかな表情につい私もほころび


悩みなどどうでもよくなった・・


会計は私が済ませるつもりだったのだが


祖母の強引さに負け


長幼の序という言葉の奥深さを知った1日だった。



お店と料理以外全てフィクションです


  


Posted by ラテッラ at 00:13Comments(0)読売テッラ

2010年11月26日

読売テッラvol.9


目の前にあるグラスにゆっくり注ぎ注がれる






濃く様々な期待すら持たせるワイン。







そして、少しごつめの手でボトルを掴む





若いソムリエ。





彼・・・指輪してない・・・




今日のワイン会は酒がすすみそうな予感がした。




読売テッラvol.9

~ワインは快楽~



毎月行われるT氏主催のワイン会




T氏の行きつけのレストランで


今回は「2004年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」という


テーマでスタートした。



この会も回数を重ね、少しづつスタッフに顔見知りも増え



まるで昔からの仲間の様に親しくなった人達と



美味しい食事とワインを楽しめるのが



ある一つのステータス。


沢山あったワインの中でT氏セレクトのこの3本は


今回のメインで「何時(いつ)あけても、その時の個性を表現できるポテンシャルの深さ」を感じた。










これらにはしっかりとした別々の特徴があり

私の直感ですが

真ん中のイル・コッレに関しては10年後は


眠っている良さを今より発揮しそうです。



こちらはメインの

~和牛頬肉の赤ワイン煮込み~



ブルネロに合わせて頂きました。


良い顔ぶれで飲むワインに敵うものはありません


次回もまた楽しみにしています。



ワインと料理以外は全てフィクションです  


Posted by ラテッラ at 23:15Comments(0)読売テッラ

2010年11月21日

読売テッラvol.8

読売テッラvol.8

~デキルオトコのお持込み方~




先日のことだった。



今年のフランスでの仕事も無事に終わり



今日くらいゆっくりシャンパンを開けて



チャーリーズ・エンジェルを観ようか・・など思っていた矢先に



「あの」店から電話が入った。



電話越しの若いソムリエは



私の頭にベレッタの銃口を突きつけ



焦らすかの様にゆっくり言葉にした・・



「野鳩が入りました・・フランス産です。」



私の意識は完全にローヌ河のほとりで独りお遊びをしていた。

と言っても過言でないほど鳩が好きなのだ。


今回ばかりは急だったので次回の為にワインを預ける事にした。


とっさにセラーから取り出した



Clerico Barolo 03’

次回が楽しみだ・・・続く



この話は全てフィクションです。  


Posted by ラテッラ at 23:34Comments(0)読売テッラ

2010年11月13日

読売おやすみ

本日作者ネタ不足の為


読売テッラをお休みさせて頂きます・・・


読者の皆様すみません。


今夜は野鳩をご観覧されてお休み下さい。






また明日より連載いたしますicon12  


Posted by ラテッラ at 23:34Comments(0)読売テッラ

2010年11月13日

読売テッラvol.7

読売テッラvol.7


~キャリアとキャビア~


絵で見るようなキャリアウーマンを目指し

田舎から上京したのは5年前。


有名大学を卒業後、某一流企業の秘書職に就職。


先輩秘書の嫌がらせに耐え、熾烈な女の戦いにもめげず


努力のかいあって第一秘書になり


先輩をショムニに降ろした。


今の私の目の前には、お金、ファッション、恋人、旅行、ビジネス



まるで全てが回転寿司のよう回り、手を伸ばせばすぐ届く所にある。



今夜も、七隈にあるレストランLaTerraで食事をしていた・・


食事を堪能し、ワインもすすんだ。


食後はテーブルからカウンターに移り


若いソムリエが食後酒を勧めてきた。





レモンの香りと後から来るキツめの感じが



私と似てちょっとバチバチ感を楽しめる。


彼から聞いた話でカプリ島付近一帯の


伝統的食後酒らしく


バカンスでも訪れてみたい場所だったりする。



イタリア支社に転勤できたらどんなに良いことか・・・



商品、価格、店以外すべてフィクションです


  


Posted by ラテッラ at 00:00Comments(0)読売テッラ