2011年01月06日
読売テッラ~新春バージョン~
読売テッラ「新春バージョン」
22歳だった・・当時の彼女20歳(現妻)に子供が出来たのは
知らせを聞いたのは1月の雪の舞う夜だった。
入籍前に早すぎた仕込みというか仕事というか・・
両親を連れて彼女の家に行き、神妙な面持ちで
謝りつつ結婚のお願いをした。
人生これからの若い娘の花道を私が奪ったのも事実で
もう結婚か・・と思うと早すぎた気もしたが
これからの事を考えると肝を据える以外に
誠意を見せる術はなかった。
あれから約20年が経った、若い頃から家族を養う事に
尽くし、家のローンは終わり
私の人生も一つここで節目を迎えた気分だ。
あの時に生まれた長女も20歳で成人を迎える
当時の妻を見ているようで、涙で眼鏡が曇った・・・
私は娘にいつも言っている事がある
「物事には順序がある」とその話をしている側から
娘が言った「彼氏を紹介したい。」
私は腰が抜けそうになった
動揺はしなかったが冷静を装い
連れてきなさいと言った。
後日来たのは現代を象徴する日本国男子
娘はこう弁論した
「彼こう見えても真面目でコックさんの卵なの」
彼は七隈にあるLaTerraというレストランのアルバイトで
将来は飲食業を夢見ているとか・・・
口数は少なかったが、将来の夢や希望がある若い子は我々大人が
大切にするべきだと思い彼の熱意だけ伺い帰した。
ちなみに娘への熱意は聞かなかった。
後日、娘の誘いで例のレストランへ行ってみると

シェフから怒られながら黙々と仕事をする彼の姿があった・・


料理も美味しくいい店だったが
彼の怒られながらも真面目に仕事をする姿が
20年前の自分を見ている様でなんとも言えない気持ちになった。
キミのことを認める!とまでは言えないが嫌いではないかもしれない。
もし順序を間違ったら「灰皿にテキーラ」では済まさないつもりだ。
22歳だった・・当時の彼女20歳(現妻)に子供が出来たのは
知らせを聞いたのは1月の雪の舞う夜だった。
入籍前に早すぎた仕込みというか仕事というか・・
両親を連れて彼女の家に行き、神妙な面持ちで
謝りつつ結婚のお願いをした。
人生これからの若い娘の花道を私が奪ったのも事実で
もう結婚か・・と思うと早すぎた気もしたが
これからの事を考えると肝を据える以外に
誠意を見せる術はなかった。
あれから約20年が経った、若い頃から家族を養う事に
尽くし、家のローンは終わり
私の人生も一つここで節目を迎えた気分だ。
あの時に生まれた長女も20歳で成人を迎える
当時の妻を見ているようで、涙で眼鏡が曇った・・・
私は娘にいつも言っている事がある
「物事には順序がある」とその話をしている側から
娘が言った「彼氏を紹介したい。」
私は腰が抜けそうになった
動揺はしなかったが冷静を装い
連れてきなさいと言った。
後日来たのは現代を象徴する日本国男子
娘はこう弁論した
「彼こう見えても真面目でコックさんの卵なの」
彼は七隈にあるLaTerraというレストランのアルバイトで
将来は飲食業を夢見ているとか・・・
口数は少なかったが、将来の夢や希望がある若い子は我々大人が
大切にするべきだと思い彼の熱意だけ伺い帰した。
ちなみに娘への熱意は聞かなかった。
後日、娘の誘いで例のレストランへ行ってみると

シェフから怒られながら黙々と仕事をする彼の姿があった・・


料理も美味しくいい店だったが
彼の怒られながらも真面目に仕事をする姿が
20年前の自分を見ている様でなんとも言えない気持ちになった。
キミのことを認める!とまでは言えないが嫌いではないかもしれない。
もし順序を間違ったら「灰皿にテキーラ」では済まさないつもりだ。
Posted by ラテッラ at 21:46│Comments(0)
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