2012年02月26日

「デキルオトコの真相」VoL33 ~後編~

読売テッラ最終増刊号「デキルオトコの真相」VoL33 ~後編~


しばらく来ていなかったが高揚する気持ちを押し殺し


店の扉を開けた。




いつもどうり彼が出迎えた「こんばんわ、お久しぶりですね」


来るのは分かっていたぞ・・といわんばかりの顔だ。


いつものようにカウンターに腰掛けると


駆けつけ一杯のスプマンテを注いでくれた・・


イヤイヤ・・コレではない。


私がはるばる仕事をほったらかしてまで来た獲物はスプマンテではないのだ。


そんな表情を一瞬で察知した彼は、スプマンテを飲み終える頃違うグラスとある


ボトルを用意した。。


「デキルオトコの真相」VoL33 ~後編~
「リスピダ02’」10年もので、彼曰く最後の1本だそうだ


個性的過ぎるゆえ飲み手を選ばざる得ない・・おそらく私にはもってこいであろう。。


注がれると濃いアリナミンの様な色でとろみがかった液体だ


私は注がれた大きなグラスをすぐさま口に運びそのアリナミンを堪能した


アリナミンは黄金色に輝きグラスの中で揺れては新たな香りを生み出し


まるで火山の出ては固まるマグマのようだった。


それからいつものように私は夢中で料理とワインを満喫し店をさまざまな感想を伝え店を後にした。
「デキルオトコの真相」VoL33 ~後編~

思えばこれが最後の至福だったのかもしれない・・


あれから半年、連絡はなく彼は姿を消した。


噂では彼は世界中の危険なところを旅しているとか


そしてその体験談を著書にし「ヴィレッジ〇ァンガード」で販売されたなど色々ある。


人生はいろいろあるわけで誰しも完璧な道を歩けるわけではない


また出逢ったら彼にワインを注いでもらおう・・・。完



これまで御愛読いただきありがとうございます

これからもLaTerraブログを宜しくお願いします。



























Posted by ラテッラ at 03:31│Comments(0)
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